言葉にした光景
2006年08月14日 (月)

一日の熱を溜め込み、じっとりと汗ばんだ肌が
乾いた空調がいきわたった部屋の中で静まり始める
生活感のないこの場所
ほのかに点るベッドサイドのランプ
ドアの下から漏れ出る廊下の光
四つんばいになっている白い背中が
おぼろげに浮き上がっている
何もまとっていない白い曲線
脚の間、暗くうごめいている影の部分を通して
首輪に錠前で留めたチェインが手元まで伸びている
身体がうごめくたびにチェインを微かに響かせながら
その振動とうねりが手元に伝わってくる
口枷をくわえ込んだ口からは言葉を発することもできず
唾液を垂れ流しながら、前にも後ろにも動けないまま
ただ、次の動きを欲し、待っている
手首を動かして、チェインを上に引き上げる
冷たい金属が、ほてった身体の中心線にそって、
ぴんと張り詰めていく。
首輪にかかる力、胸から腹部、そして股間に触れる
金属のひんやりした感触
乾いた金属音
湿った身体に触れる金属
目の前に広がっているのは
何度となく言葉にしたそのままの光景
COMMENT
by はな
人間は頭でっかちになってしまったので、
野生に帰りたいのかもしれませんね。
でも。どうやっても帰れないことを知るのです。人間の想像力というものが、邪魔をする。そして想像力というものが、野生以上の快楽をもたらすのも、人間の哀しさであり、
人間の人間たる所以かもしれないと、
記事を読んで思いました。
野生に帰りたいのかもしれませんね。
でも。どうやっても帰れないことを知るのです。人間の想像力というものが、邪魔をする。そして想像力というものが、野生以上の快楽をもたらすのも、人間の哀しさであり、
人間の人間たる所以かもしれないと、
記事を読んで思いました。

コメントありがとうございました。
遅くなりました。
そうですね。
帰ることが出来ない野性
一度、離れてしまった以上
たった今持っているものが、
今の野性とでもいうものになる
のではないでしょうか
想像力は、何かを邪魔をするというより
次の野性を求めるために・・・
戻れないことを哀しむより、
目指すものがあることを・・・
そんな風に考えたいものです。