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一滴一滴が誘うところ 

2008年04月06日 ()
 わずかな刺激を少しづつ積み重ねて

 ずっしりと積もった深い快楽

 ほんのかすかにもれる吐息で

 かずかになぞる爪の先一つで

 その満ち引きをあやつる

視界をうばい、口枷をあてがい、身体を拘束するほどに、

解き放たれるものの輪郭が浮かび上がってくる


ゆっくりと緊張を高め、深く弛緩することを繰り返す

感覚は研ぎ澄まされていく


口元に溢れ出る唾液が首筋を伝う感触

顔面をこすり付けられる、埃くさいカーペットのちくちくした刺激

平手でたたきつけられ火照った肌に、踏み付ける足の裏の冷たさ


ひとつひとつの行為から得られる刺激が

まるで地下水の一滴のように

雪の結晶の一粒一粒のように

少しづつ、じんわりと、着実に折り重なって波紋を広げて行く


やがて、受け止め続けた快楽が溢れ出すと

チカチカと火花をちらしながら

身体の感覚は消え去り

ただ真っ白い世界がまっているのだ





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[2008.04.06(Sun) 23:25] 妄想Trackback(0) | Comments(2) 見る▼
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COMMENT

ありがとうございました by kenG
ryusho さん

コメントありがとうございます。

今後もどうぞごひいきに

相談のりびと by mint
はじめまして。
楽しませていただきました

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波紋 

2007年11月11日 ()
shirts一歩踏み出せば身体が触れ合う距離
向き合って立ち、真正面から瞳を見つめたまま
ゆるやかな呼吸にあわせて上下する曲線の頂に
手のひらで緩やかな円を描く


やわらかいブラウスを通して
レースの下着の凹凸が
手のひらの動きにあわせてコツコツと響く
その波紋は、ゆっくりと伝わっていく

ほどなくして、欲する光が瞳を潤しはじめ
レースの凹凸を押し上げるように
粟立つ乳首を感じとることができるようになる
妄想があふれ出し始めているのだ

与え続けているかすかな感覚が
追い討ちをかけ、ゆらゆらとゆれだす身体

広がり始めた波紋は止まることがない

呼吸がシンクロし
ゆっくりとらせんを昇っていく

説明の言葉はいらない
ただ、溢れ出し、溶け合っていくのだ


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[2007.11.11(Sun) 18:40] 妄想Trackback(0) | Comments(0) 見る▼
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響き 

2007年08月05日 ()

軽く目を閉じて耳を澄まし
背筋を伸ばして立っている

周囲をゆっくりと回りながら
この後の行為のイメージを膨らまながら
呼吸がシンクロしはじめるのを感じる



体温が感じられるくらいに近く
直接触れることはない位置から
ごく小さく、抑えたトーンで語りかけ
与えられたい行為を想起させる

 触れたい

 束縛されたい

 強い力でくみしだかれたい

 踏みつけられたい

ゆっくりと長い時間をかけてイメージとして
漠然と溜め込まれてきたものが
具体的な感覚に形を変え始めているのか

懇願なのか、欲望なのか、それは、表情の端々から
そして、全身からゆらゆらと陽炎のように
立ち上っていように感じる


指先をのばし、ジッパの引き手を探り当てる
ゆっくりとジッパー引きおろす

ぶつ ぶつぶつ ぶつぶつ

というかすかな振動がつたわっていく

動き出した世界は、もう止まらない





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[2007.08.05(Sun) 18:55] 妄想Trackback(0) | Comments(0) 見る▼
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緊張と弛緩 

2007年08月05日 ()
chain
緊張と弛緩

その落差が生み出す快楽は底知れない



粟立つ肌

握り締めたこぶし

弓なりになった爪先

絞り込むような眉間の皺

喜びの色と苦悶の色を行き来する表情

うねる身体、あふれ出る体液

考えるよりも先にほとばしり出る言葉

まぶたを閉じても決して遮られることがない光



小さな反応のひとつひとつが波紋を広げ、
うねりを生み出し、じりじりと追い込んでいく

やがて、全身を抗いようもない緊張に包みこまれる

その先には
音もない、光もない、感覚すらない
ただ、完全な弛緩が待っているのである

いや、待っているのではなくて

そこにたどり着くためにこそ 緊張 という
プロセスがあるのかもしれない。

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[2007.08.05(Sun) 13:36] 妄想Trackback(0) | Comments(0) 見る▼
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隔てられないやりとり 

2007年05月20日 ()
先ほどまで差し向かいで食事していた同じ場所
足元に感じる気配
わずかながらに離れた距離が
あふれ出る欲望を余計に際立たせる

金属の立てるかすかな音
わずかな身体の動きを伝えている
南京錠を介して首輪につながれた鎖

足元に擦り寄ってくる気配
肩口を脚で押しやり
床にしなだれた頭を踏みつける

反発する身体の力が抜け、悦びに震えるその様が
脚の裏に伝わってくる

食べかけのデザートのケーキのクリームを
指先ですくいとってテーブルの下に手を伸ばす

言葉はいらない

鎖を引き、うつむいた頭を引き上げる

指先が生暖かいものにつつまれる
綺麗になめ取られた指先
指の間にも柔らかい舌先が絡みついてくる

手のひらで、ほほを打つ

息を呑み、その感触を味わっている

たった一本の鎖、つま先、指先、手のひらで
極めて多くの情報を与え、受け入れ、返していく

隔てられていても、隔てることができないやりとり

密度の濃い時間は、始まったばかりだ

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[2007.05.20(Sun) 14:11] 妄想Trackback(0) | Comments(0) 見る▼
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